多世帯が一緒に暮らすための住まい、二世帯住宅。世代が違えば生活習慣も違いますから、二世帯同居にあたっては互いのちょうどいい距離感を模索する必要があります。
そのなかで、既存の住まいを二世帯向けにリノベーションするという選択をされる方もいらっしゃるでしょう。
LDKはもちろん、玄関、水回りと、同居型の二世帯住宅では親世帯と子世帯が生活空間のほぼすべてを共有します。
福井県では「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住む」という文化が根強く残っており、三世代同居率も全国的に見て高め。福井県の子どもの学力の高さは全国的にも有名ですが、これには祖父母の貢献度が高いともいわれています。
現代の忙しいお父さん、お母さんに代わって、おじいちゃんやおばあちゃんが孫と一緒に遊んで、宿題を見てくれる。それが、密接な距離を保った同居型二世帯住宅の最大の魅力かもしれません。
お互いのプライバシーや生活リズムを重視し、それぞれの世帯が独立した生活を送ることができる。それが、分離型の二世帯住宅です。
分離型の二世帯住宅にも、住居を1階と2階で分ける『上下分離型』と、左右に分ける『左右分離型』があります。
お互いに玄関からでないと行き来できないような完全に分離された二世帯住宅もあれば、玄関だけは共有するとか、内部で行き来できるようになっているというような、部分的につながりをもたせた二世帯住宅もあり、ご家族の考え方や生活習慣、ご予算に応じて選択できます。
福井県特有というか、福井県のような広い敷地に建つ家が多い地域では、敷地内に別棟を設けることも少なくありません。母屋自体には手を加えず、敷地内に建つ既存の納屋、ガレージなどを住居にリノベーションする方法で、『敷地内同居』とも呼ばれます。
お互いのプライバシーや生活スタイルをもっとも守りやすく、当初は母屋に親世帯、世代交代したり子どもが増えたりしたタイミングで子世帯が母屋へ移るなど、臨機応変に住み替えることも可能です。
二世帯リノベーションは、家族の“今”と“未来”を見据えて計画することが大切です。福井の風土や文化に根ざした親世代の住まいを改修して住み継ぐことは、子が地域での暮らしをそのまま継承するということでもあります。
ちょうどよい距離感で家族の絆を深め、地域に溶け込む二世帯リノベーションなら、実績豊富な永家舎へご相談ください。
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