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「誰と住むのか」によっても変わる二世帯プラン

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二世帯同居というと、ひと昔前までは「息子夫婦と一緒に住む」というのが慣例でしたが、最近では「娘夫婦との同居」も増えているようですね。
 
どちらにしても、親にとっては子どもの伴侶という“血のつながらない相手”と一緒に暮らすことには変わりはなく、息子の妻、あるいは娘の夫からすれば、ついこの間まで“赤の他人だった人”と家族になるというのは同じ。
それでも、同居するのが「息子夫婦なのか」「娘夫婦なのか」によって、暮らしやすさはずいぶん違うようです。



今は男性でも家事をする時代ですが、そうはいってもやはり主力は女性であることがほとんど。とくにご両親は、女性が家事の大部分を担っていた時代の人たちです。
そのせいか、お嫁さんに家に入り“主婦が二人”になると、お互いどうしても気をつかう場面が出てきます。
ところが、これが母と娘の同居になると、気をつかう必要がないので「甘える」「譲る」「任せる」ということが、自然とできてしまうんですね。
 
これまでの弊社の事例を見ても、息子さんご夫婦との二世帯住宅は分離型が多いのに対し、娘さんご夫婦との同居では完全共有がほとんどです。



また、息子さんご夫婦との同居の場合、お嫁さんの意向を個別にしっかりと聞いてあげる必要がありますが、娘さんご夫婦との同居の場合、ご主人の居場所をきちんとつくってあげることで、満足してもらえるパターンが多いです。
 
子世帯からすると、奥様のご両親と同居する方が生活面・金銭面での協力を得やすいようで、ご主人は自分の趣味に時間とお小遣いを使いやすくなります。
だから、ご主人の趣味部屋がひとつあるだけで、夫婦関係もご両親との関係もスムーズに。プランニングもスムーズに進みます。



息子さんご夫婦との同居の場合、プランの作成に至るまでの話し合いに、できるだけ時間を割いてあげたいですね。
 
どれだけの距離が必要か。
気配を感じられる程度がよいのか、気配すらも伝わらない方がよいのか。
奥様とご両親の関係性によって、必要な距離感はかなり違ってくるものです。
 
このような関係性を考えると、これから娘さんご夫婦との同居という家族の形は、ますます増えていくかもしれませんね。
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