冬、本番。福井の厳しい気候に悩まされているなら、断熱リフォームという選択肢があります。家を丸ごと断熱するのは大変ですが、「少しでも予算を抑えたい」という方には"家の一部分だけ"を断熱するという方法も。
光熱費の削減、健康への好影響、快適な室内環境と、部分的であっても断熱がもたらす効果は想像以上に大きいものです。
今回は部分断熱のメリットと、断熱リフォームが住まいと暮らしにもたらす具体的な効果についてお話ししていきます。
費用を抑えて快適に。家の一部だけを断熱する賢いリフォーム術

全面的な断熱リフォームは確かに理想ですが、予算や工期の制約から躊躇する方も多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが、家の一部分だけを断熱するという発想。
予算を集中させて効果を最大化する
限られた予算を効果的に使うなら、断熱が必要な場所に集中投資しましょう。
床下断熱、内窓設置、天井断熱。これらを組み合わせることで、トータルコストを抑えながら複数箇所の断熱性能を向上させることができます。たとえば一階だけの断熱リフォームなら、日常的に過ごす空間を重点的に快適にできる。
すべてを一度に変えようとせず、暮らしの中心となる場所から整えていく。そんな現実的なアプローチが、今の暮らしをすぐに変えてくれます。
費用対効果が高い理由
なぜ一部だけの断熱リフォームが効果的なのか。それは日常的に長時間過ごすスペースや気になる場所に予算を割くことで、少ないエネルギーで大きな体感変化を得られるから。
予算が限られているなら、毎晩眠る寝室や冷え込みが気になる2階部分などから快適にしていくことで、投資した費用に対する満足度が高くなります。
「家全体を変えなければ意味がない」と考えがちですが、実際には部分的な改善でも暮らしの質は十分変わります。
工事期間と生活への影響を最小限に
施工範囲が限定されるため工期が短縮されるのも、部分断熱リフォームの大きなメリット。居住しながらの工事も十分可能です。
家具の移動も必要最小限で済みますし、「リフォーム中はどこに住めばいいのか」という心配も少なく、日常生活を続けながら快適な住まいを手に入れられる。
特に小さなお子さんがいる家庭や、仕事の都合で長期間家を空けられない方にとって、この"暮らしながら快適になる"という点は大きな安心材料です。
断熱リフォームがもたらす5つの効果

断熱リフォームは単なる"寒さ対策"ではなく、住まいと暮らしに多面的な価値をもたらす投資です。具体的な効果を見ていきましょう。
1.室内環境が劇的に変わる
福井の冬の朝、床が冷たくて起きるのが辛い。夏の夜、二階の寝室が暑くて眠れない。そんな日常の不快感が、断熱リフォームによって大きく改善されます。
冬は底冷えから解放され、夏は二階の蒸し暑さが和らぐ。年間を通して快適な室温を保てるようになる。朝起きたときの冷え込みや、夕方からじわじわと冷えていく感覚。そうした細かな温度の変化が穏やかになり、一日を通して心地よく過ごせる空間に変わっていく。
一階だけの断熱リフォームでも、日中過ごすリビングやダイニングの快適性は格段に向上し、「家にいるのが心地いい」と感じられる時間が増えていきます。
2.光熱費を削減できる
断熱性が上がることで外気の影響を受けにくくなるため、冷暖房器具の効率が上がり、電気代を削減できます。
具体的には次のような変化が。
- エアコンの使用頻度が減少
- エアコンの立ち上がりが早くなる
- 設定温度を下げても暖かさを感じられる
- 暖房を切った後も温度が下がりにくい
毎月の電気代が目に見えて減っていくのは、家計にとって大きな助け。長期的に見れば、断熱リフォームの投資回収も十分可能になります。
3.健康リスクが低減する
断熱リフォームの効果は、快適性だけにとどまりません。健康面でも大きなメリットがあります。
まず、急な温度変化がなくなり、室温を一定に保つことができる。WHO(世界保健機関)は室温18度以上を推奨していますが、この基準を満たすことで次のような効果が期待できます。
- 心血管疾患リスクの低減
- 高血圧症のリスク抑制
- 脳卒中や心臓病の予防
(参考)
断熱改修等による居住者の健康への影響調査 概要|国土交通省
また、部分的な断熱はヒートショック対策にも。ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす現象のこと。特に冬場、暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動したときなどに起こりやすく、高齢者にとっては命に関わるリスク。
断熱リフォームによって室温差が小さくなれば、こうしたリスクを大幅に減らすこともできます。
4.結露とカビのリスクを減らす
冬の朝、窓がびっしょり濡れている。そんな光景を見慣れてしまっていませんか?
断熱リフォームすると、窓の結露が大幅に減少します。毎朝の窓拭きから解放され、カーテンが湿る心配もなくなる。結露が減れば、カビの発生も抑えられます。カビによるアレルギー症状が改善されるだけでなく、住宅の耐久性向上にも貢献する。
壁の内部に発生する結露を防ぐことで、建物そのものの寿命が延びます。木材の腐食や断熱材の劣化といった、見えないところで進む劣化を防ぐ。それも断熱リフォームの重要な役割です。特に湿気の多い福井の気候では、結露対策は住まいを長持ちさせるための大切な要素といえます。
5.暮らしの質が向上する
寝室の温度差が解消されると、夜中に寒さで目覚めることがなくなります。深い眠りが続くようになり、朝の目覚めも良くなる。日中の集中力や体調にも良い影響が現れます。
真冬でも厚着が不要になり、「部屋を出たくない」という気持ちがなくなって行動的になれる。リビングから洗面所へ、洗面所からキッチンへ。移動するたびに身構える必要がなくなり、家事をするのも億劫でなくなります。
子どもが勉強する場所も、自分の部屋から快適なリビングのテーブルへと変わっていくかもしれません。
そんなふうに、断熱リフォームの効果は数字だけでは測れない"暮らしの豊かさ"にまで及んでいきます。
断熱リフォームの具体的な施工方法

断熱リフォームには複数の施工方法があり、住まいの状況、予算、求める性能に合わせて、工法を選ぶことになります。
非解体の断熱リフォームは、その中の一つの方法。それぞれの工法にはメリットとデメリットがあり、永家舎では現地調査を通じて最適な提案を行います。
内窓を設置する
既存窓の内側に高性能窓を追加する断熱方法です。
熱の約半分が逃げるのは開口部。だから、窓を強化することで、断熱効果を大きく高めることができます。施工が比較的簡単で工期も短いのが特徴。
一部の窓だけでも効果はありますが、全ての窓に設置することで効果が最大化されます。特にリビングや寝室など、長時間過ごす部屋の窓から優先的に施工するのがおすすめ。
床下に断熱材を充填する
底冷え対策に最も効果的なのが床下断熱です。
一般的にはグラスウールや発泡ウレタンが使われることが多いのですが、永家舎ではネオマフォームを使用しています。ネオマフォームは高い断熱性能を持ちながら薄くて軽く、湿気にも強い、長期的な性能維持が期待できる素材です。
床下空間から施工できる非破壊工法もあるため、床を剥がさずに断熱できる場合も。床の張り替えを検討しているなら、同時施工することで効率が上がります。
天井・小屋裏に断熱材を設置する
夏の暑さ対策として有効なのが天井断熱。屋根から伝わる熱を遮断することで、二階の室温上昇を抑えることができます。
断熱材については床下断熱と同様、永家舎ではネオマフォームを使用。
「夏の二階は蒸し風呂のよう」という悩みのある方は、天井断熱を優先的に検討してみてはいかがでしょうか。
壁に断熱材を充填する
内張り工法なら既存壁を残したまま断熱できます。ただし、室内がやや狭くなる点には注意が必要。クロス張り替えを検討しているなら、同時施工することで効率的に工事を進められます。
さらに、間取り変更と組み合わせることで、断熱性能と住みやすさを同時に向上させることも可能です。
部分断熱リフォームの注意点

一部分だけ、一階だけといった断熱リフォームには多くのメリットがありますが、注意すべきポイントもあります。
温度差への配慮が必要
断熱した空間としない空間の温度差が拡大してしまうことがあります。
たとえばリビングを断熱しても、廊下や階段など移動空間が寒いままだと、移動時の不快感は残ります。できれば、脱衣所や洗面所も暖房機と合わせて断熱施工しましょう。間取り改善と組み合わせれば、さらに快適性が高まります。
人感センサー付き暖房器具を併用するのも有効な対策です。
ヒートショック対策は別途必要
一階だけの断熱リフォームを行う場合でも、ヒートショック対策として脱衣所や洗面所の暖房は別途検討が必要です。
移動時の羽織物を用意しておくなど、ちょっとした工夫も大切。特に高齢者がいる家庭では、断熱だけに頼るのではなく、こうした細かな配慮をすることが安全な暮らしにつながります。
建物の見えない不具合を事前チェック
非解体断熱工事の場合、見えない場所の不具合がそのまま残されることになるため、注意が必要です。
床下のシロアリ被害はないか。小屋裏に雨漏りの跡はないか。不具合を放置したまま断熱施工をすると、被害が拡大する恐れがあります。
断熱リフォームの前には、必ず建物の状態を確認してもらいましょう。
将来的な全面断熱も視野に
部分断熱は"実用的だが、完璧ではない"選択肢です。
気になるようであれば、予算ができたタイミングで追加施工を検討するなど、段階的に断熱範囲を広げる計画性を持ってもよいでしょう。
一階だけなど部分的な断熱リフォームは、リスクを理解した上で賢く活用してください。そうすることで、今すぐ快適な暮らしを手に入れながら、将来的にはさらに性能を高めていくことができます。
断熱リフォームの費用と補助金制度

断熱リフォームで気になるのが費用のこと。国や自治体の補助金も活用しながら、最大のコスパを実現しましょう。
部分断熱リフォーム費用の目安
部分断熱リフォームは一般的に、10畳の広さで150万〜200万円程度が相場とされています。
永家舎の非解体断熱工事も、8畳一部屋の床・壁・天井断熱と内窓2ヶ所で税込み155万円〜。8畳全解体なら200万円程度と、ほぼ相場どおり。
ただし、施工箇所や工法により金額は変動し、複数箇所を同時施工するほうが、コストパフォーマンスが高くなる傾向にあります。
具体的な金額は住まいの状態や施工内容によって異なるため、まずはご相談ください。
補助金制度を積極的に活用
国土交通省の断熱リフォーム補助金や、地方自治体独自の助成制度があります。たとえば、国の制度である「みらいエコ住宅2026」や「窓リノベ」など。
(参考)
住宅省エネ2025キャンペーン【公式】
これらの補助金制度には予算の上限があり、先着順で締め切られることも少なくありません。年度によって制度内容や対象工事が変わることもあるため、早めの情報収集が大切です。また、複数の補助金を組み合わせて活用できる場合もある。
建築会社まかせにせず自身でしっかりと情報収集し、工事を依頼する建築会社に補助金を利用したい旨、きちんと伝えるようにしましょう。申請のタイミングを逃さないよう、計画段階から相談しておくことをお勧めします。
長期的な投資回収を考える
断熱リフォームによって光熱費を削減できるため、年間数万円の節約ができます。健康維持による医療費削減効果も見逃せません。住宅の資産価値向上にも寄与します。
断熱リフォームは、快適な暮らしと健康、そして家計の負担軽減を同時に実現する投資です。初期費用だけでなく、長期的なメリットを含めて検討しましょう。
永家舎が提案する断熱リフォームの価値

永家舎は福井県のリノベーション専門会社。快適性の向上をとおして、"きっと見つかる、ずっと続く、したい暮らし"の実現を目指しています。
福井の気候風土に精通した提案力
福井特有の厳しい冬の寒さ、夏の蒸し暑さを熟知しているからこそ、この土地に合った断熱改修プランを提供できます。
築年数や家の状態を見極め、最適な提案を。住まい診断でシロアリや雨漏れもチェックし、住まいの寿命を延ばす提案も可能です。間仕切りの撤去や追加など、間取り改善も同時に実現します。
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壊さずアップデート ひとへやリノベ
永家舎独自の「ひとへやリノベ」は、床・壁・天井を解体せずに6面すきまなく断熱材で包み込む工法です。解体費用がかからず、廃棄物も出さないため環境にもやさしい。仮住まいの必要もありません。
寝室だけ、子供部屋だけといった部分的な施工にも対応可能で、ライフスタイルや予算に合わせた提案をいたします。
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まとめ

断熱リフォームは、住まいと暮らしを根本から変える力を持っています。
なかでも部分断熱は妥協ではなく、むしろ"今すぐ快適な暮らしを手に入れたい"という現実的なニーズに応える選択肢。
冬の底冷え、夏の蒸し暑さから解放され、光熱費も削減できる。さらに健康面でのメリットも科学的に証明されています。一階だけの断熱リフォームでも、暮らしの質は確実に向上します。
福井の気候を知り尽くした永家舎だからこそ、地域に最適な断熱リフォームを提案できます。無料相談や現地調査を活用し、あなたの"したい暮らし"を実現する第一歩を踏み出してみませんか?