昭和40〜50年代はエアコンがまだ一般家庭に普及していなかったこともあり、今の70代以上の方にとっては「エアコンは贅沢品」という意識が根強く残っています。
年金生活で収入が限られている方にとっては、毎月の光熱費の増加も大きな負担。 “我慢は美徳”の精神で育った世代でもありますから、「暑くても扇風機で乗り切る」「汗をかくのが当たり前」と、つい暑さを我慢してしまう傾向があります。
しかし、いまや“暑さ”は命に関わる問題。とくに福井のような盆地では、夏の湿気と熱が室内にこもりやすく、熱中症のリスクはより高まります。
『断熱』と聞くと、"冬の寒さ対策"というイメージが強いかもしれません。でも実は、夏の暑さ対策にも断熱性能は欠かせません。
断熱性の高い家は、太陽の熱を室内に入れにくくるため、「暑すぎてエアコンが効かない」ということもなくなります。室温の急激な上昇を防ぐため、気付かないうちに暑さで体に負担がかかるという心配もありません。
とくに加齢とともに体温調節機能が衰えていくため、夏場はできるだけ室温を一定に保つことが重要になります。
外気の影響を受けにくいというのは、少ないエネルギーで快適な空間を保てるということであり、エアコンの電気代も最小限に抑えることができます。これが、断熱リフォームのいちばんのメリットではないでしょうか。
断熱リフォームの中でも、とくに費用対効果が高いのは『窓』の断熱。具体的には、
といった工事になります。これらの窓リノベーションは、補助金の対象にもなっています。
» 先進的窓リノベ2025事業(環境省)
補助率が高く、かなり人気の工事です。夏の暑さをあきらめていた方、費用面で迷っていた方にとっても、はじめやすいタイミング今なら、まだ今年度(2025年度)の申請にも間に合いますので、早めのスタートを!
冬の寒さもそうですが、夏の暑さは性能だけに頼らず、暮らし方も考えていかなくてはなりません。
朝夕は少し窓を開けて外気を取り入れる。
窓は対角線上に開け、部屋間の建具もできるだけ開放する。
軒や庇がない窓は、日射を遮る方法を考える。
扇風機やサーキュレーターで空気の流れを補う。
そのほか、 冷たいお茶や麦茶で水分・塩分をこまめに補給したり、入浴はシャワーだけですまさず湯船に浸かって深部体温をリセットしたりと、体を冷まし、整えることも大切です。
気温が高くなる日中、エアコンを我慢してしまうことで、熱中症で搬送される高齢者は全国的にも増加しています。若い人でも、節約意識から我慢を続ければ、体に無理がかかります。
夏の暑さを我慢しないためのリノベーションなら、永家舎にご相談ください。
関連記事:夏の暑さ、リノベーションで改善できる?
関連記事:“断熱リノベーション”で古い家も年中快適に!
関連記事:永家舎の“大人の断熱リノベーション”って?
FOLLOW US ON Instagram
FOLLOW US ON FACEBOOK