家の内と外を、ゆるやかにつなぐ空間――。
その代表ともいえる存在が、掃き出し窓の先に広がるウッドデッキです。
ウッドデッキは、暮らしの質を大きく変えるポテンシャルを秘めています。
朝、少し早く目覚めた日には、デッキに出て鳥のさえずりに耳を傾けながらコーヒーを。休日は、やわらかな自然光のもとで読書を楽しみ、アウトドアランチでピクニック気分に。夕暮れどきには家族や友人とのバーベキューを囲み、夜は星空を眺めながら静かな団らんのひとときを。
そんなふうに、時間帯や季節ごとに表情を変えながら、さまざまな楽しみ方ができるのがウッドデッキの魅力です。
とくに福井のような自然が豊かな地域では、ウッドデッキがあることで草木や花々、山や空といった風景との距離がより近くなり、暮らしの中に自然がゆるやかに溶け込むような心地よさが生まれます。
また、ウッドデッキは室内と室外をつなぐ中間的な領域として、小さな子どもの遊び場にもぴったり。
植物を育てる場所としても活用できるため、ガーデニングやプランター栽培を楽しみたい方にもうってつけの空間です。
ウッドデッキは家を建てたあとでも設置できますし、地面や土間の上に置くだけの簡易的なものありますから、思い立ったときに気軽に施工することができます。
だけど、せっかくのウッドデッキを“家の外に付け足す”だけではもったいないと思いませんか?
どうせなら、リビングや庭、軒の出など、周囲とのつながりを意識して空間全体をデザインすることで、より開放的で心地よいひとときが生まれます。
昔の濡れ縁のように、ちょっと腰かけるだけの小さなデッキで十分なのか。
それとも、軒下から青空を眺めてリビングのようにくつろげる、広々としたデッキが理想なのか。
キッチンからリビング、デッキ、庭へと視線がスムーズに抜ける動線や、窓の大きさ・配置。こうした視線の流れ、室内からの見え方までを丁寧に考えた設計こそが、ウッドデッキの快適性や使い勝手を大きく左右します。
ウッドデッキの素材は、設置する環境や使い方によって変わってきます。
軒下など、あまり雨がかからない場所であれば、木と樹脂を混ぜてつくられた人工木がよく使われます。赤みの強い木は耐久性が高く、腐りにくい性質を備えているため、場合によってはレッドシダーのような天然木を用いるケースもあります。
一方、雨ざらしになる場所には、やはり樹脂製のデッキがいいですね。
このように、それぞれの外観的な美しさ、耐久性、メンテナンスのしやすさなどを考えながら、暮らしに合った素材を選ぶことが大切です。
和室一間をリビングに取り込み、明るく広々としたLDKに。二方向から出切できるウッドデッキは、軒下空間からさらに伸びて、明るい日差しの下へと広がります。
永家舎の南四ツ居展示場でも、ウッドデッキの事例をご覧いただけます。壁と軒で守られた、屋外なのに室内の一部のような落ち着きのある空間を、ぜひご体感ください。
住まいと外部空間をつなぐウッドデッキは、家の中だけでは得られない豊かな体験をもたらしてくれます。四季折々の自然を感じながら、家族と一緒にかけがえのない時間をお過ごしください。
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