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古くなることで生まれる美しさもある

  • 自然素材
永家舎には、県産材の仕入れや加工を専門に行う永木舎というグループ会社があり、助成金を活用しながら下地や仕上げに福井県産の杉板を使用していることは、以前お伝えしました。
(『“地産地消”で、より安心できる住まいを!』参照)
 
室内でも、無垢の板は年数とともに色を変えていきますが、一年中雨風や紫外線にさらされている外壁や板塀は、その変化がより顕著です。
まずは、雨や日差しがよく当たる部分から。板張りの外壁は人知れず、少しずつ見た目の印象を変えていきます。



自然素材が時とともに姿を変えていく様子を『経年変化』といいます。ときには、『経年美化』といわれることもあります。
感じ方は人によって違うので、古くなることを“美化”といってよいのかどうかはわかりませんが、黄味の強かった新木がシルバーグレーに変化し、焦げ茶色だった外壁が少しずつ色褪せていく様子には、日本建築特有の詫び寂びを感じます。
 
このような変化を『経年劣化』といって嫌う人も当然いますが、永家舎としてはこの変化こそ自然素材の“味”であり、魅力であると感じてもらえるような家をつくっていきたいと考えています。
 


しかし、外壁に板を張るというと、気になるのはやはりメンテナンスではないでしょうか。
基本的には、黒カビが目立つとか、美観上気になる部分が出てきたら塗装をする程度でほぼ問題ありません。
場合によっては、セルフメンテナンスもよいでしょう。
 
永家舎ではお引き渡し後、アフターメンテナンスの専門部隊が定期的に訪問し、建物の状態を確認させていただきます。
メンテナンスが必要だと思えば、そのときにお声をかけさせていただくので、もしセルフメンテナンスをご希望であれば、その旨お伝えください。
どのようなメンテナンスをすべきか、どのような塗料を使えばよいか、適切にアドバイスさせていただきます。



ただただ変わりゆく姿を見守るのもよいものですが、自分で手を加えられるのも自然素材の醍醐味です。
板材の変化を目で見て、肌で感じながら、必要に応じて手をかける。その分だけ、愛着が深まるはずです。
 
家と一緒に、年をとる。
そんな感覚を味わいながら、大切な住まいと家族とともに、これからの歴史を刻んでいきたいですね。
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