ほとんどの場合、リノベーションは限られた予算の中で計画されます。その予算をオーバーするようであれば、あきらめなければならない工事も当然出てきます。
そのとき、お客さまがご自身で「じゃあ、ここはやめます」「ここは最優先で」と取捨選択できるのならよいのですが、それが難しい場合は、私たちも一緒になって優先順位を考えていくようにしています。
そのとき気を付けているのは、誰かの意見が最優先で、誰かの希望はひとつも入らないということにならないよう、ご家族それぞれの希望を必ずひとつはプランに取り入れること。
たとえば、奥様が「間取りを大幅に変更したい」、ご主人は「外装を一新したい」と考えている場合。内部はLDKと水回りの改修に絞り、外部は正面だけきれいにするなど、ご予算に合わせて提案します。
もちろん、雨漏りしているとか、建物の状態がよくない場合は話が別です。
建物を維持していくためのメンテナンスは最優先課題ですから、状態によっては外壁や屋根の改修を中心とした計画を立てることになります。
部分補修で対応できるのか、すべてやり変えなければならないのか。状態を見ながら、どこまでお金をかけるかを考えていきます。
そして、残った予算の中で暮らしの部分を見直していきます。
リノベーションは、家族みんなの夢を詰め込む作業です。だからといって、現実的な課題も忘れてはいけません。
私たちの強みは、お客さまとの対話を通じて、1人ひとりの暮らしに寄り添ったリフォーム・リノベーションをご提案できること。
予算や優先順位などさまざまな制約がある中でも、お客さまの想いと住まいの状況をきちんと見据え、最適なバランスを見出し、お客様にとって最適なプランを一緒に考えてまいります。