「実家を2世帯住宅にリノベーションしたい。」という御希望の中で、
広さにゆとりのないお住まいの場合は苦心されていると思います。
そこで今回は、狭い2階でも快適2世帯を実現した実例を御紹介します。
先月開催しました、当社でリノベーションしたお住まいを複数件見学できるイベントの中の1件です。
築14年のお住まいの2階のスペースは24坪。
ここに広いLDK・寝室・クローク・子供室×2・トイレ・バス・洗面・サンルームがご希望でした。
少しだけ増築し、専用玄関とプライベートベランダまであるリノベーションとなっています。
このお住まいで狭さを克服したポイントを二つ紹介します。
一つ目はダイニングテーブルを置かず、家族の顔を見ながら食卓を囲める
アール(円形)のキッチンカウンター。
二つ目は浴室を建物内部に設置したことで生まれた
明るい洗面~サンルーム~クロークの導線。
なんとなくトイレや浴室には窓があるものと思いがちですが、
工夫することで快適な空間が生まれる良い例だなと感じています。
浴室の窓に関して、写真のような結露水で
外壁を痛めてしまっている事例をよく見かけます。
(奥の窓が浴室窓です。)
開放できる浴室窓を採用した場合、サッシの水抜き穴を通って
内部の結露水が外壁を伝う現象が生じてしまい、外壁を劣化させる事があります。
実際には、この写真のお住まいでは、壁内に白蟻まで発生していました。
耐久性の面から考えると窓無しの浴室も合理的だなあと感じています。FOLLOW US ON Instagram
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