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軒下は家の「中」と「外」を曖昧につなぐ境界線

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雨が降っているから、窓を閉めて、家の中にこもって一日を過ごす。
それが当たり前と考える人も少なくないかもしれませんが、蒸し暑い今の季節、わざわざ窓を閉め切って、鬱々と過ごす必要もないのでは?
 


雨の音には、癒しや浄化の作用があることをご存じでしょうか。
雨音には『1/fゆらぎ』という、規則的な中にわずかな不規則が入り混じった独特のリズムがあり、人はこのリズムに心地よさを感じるのだそうです。
また、雨を見ると落ち着くとか、雨の日の記憶や感情が呼び起こされるとか。なかには、雨に打たれることで心や体が洗われると感じる人もいるようです。
 
さらに、雨の降り始めに地面から立ちのぼる、昔懐かしい雨の匂い。
あの匂いは『ペトリコール』といって、雨に降られた植物が放出する油や空気中に含まれる物質が拡散されて出る匂いなのだとか。
あの匂いを嗅ぐだけで、なんだか自然とのつながりを実感できますよね。


 
最近は24時間換気システムで室内の空気環境をコントロールするため、「窓を開けない方がよい」「窓を開けると換気効率が下がる」と考える人もいるようです。
しかし、きちんと風通しを考えて設計された家であれば、窓を開けた方が短時間で効率よく空気を入れ替えることができます。
「雨の日に窓を開けると、家の中に湿気が入ってきてしまうのでは?」
という心配もいりません。
湿度の高い日は、家の中も外と同じように湿気だらけ。むしろ、ときどきは窓を開けて空気の入れ替えをしてあげた方がよいでしょう。
 


雨は自然の恵み、天からの贈り物。ちょっと疲れを感じたとき、リラックスしたいときなど、窓を開けて雨音に耳を傾けてみては?
深い軒の下、リビングの窓辺やデッキの上で雨を眺めていると、家の中と外の境界がどんどん曖昧になっていくような、不思議な感覚を味わえますよ。
 
ちなみにこのような軒下空間は、リノベーションで新たにつくり出すことも可能です。
屋根と柱を残し、外壁部分を後退させる。そう、今のお住まいの一部を減築して、軒下空間をつくるのです。
深い軒に憧れている、軒下のデッキ空間がほしいとお考えの方は、永家舎にご相談ください。
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