本日は、当社のリノベーション施工事例をご紹介いたします。
〈お客様DATA〉
・鯖江市在住のO様
・ご夫婦(50代)、お子さま2人、お母様(90代)
河川敷近くに立地するO様のお住まい。築50年、約65坪の古民家です。
2004年の福井豪雨の時には河川が氾濫し、床下浸水の被害があったそうです。
さらにその後も、台風や大雪などで外観の老朽化が進み、「そろそろリフォームを考えないといけない」ということで、当社の展示場にご来場されました。
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お話をお伺いしていく中で、「愛着あるこの家を残してほしい」というお父様の強い想いがあったことをお聞きしました。
その想いもしっかりと受け継ぎながら今後の自然災害に備え、自分たちも定年後ずっと快適に暮らせるようにと住まいを全面再生しました。
(after)
一度被害にあっている水害が今後も不安ということで、曳舞(ひきまい)工事を行い、建物の床の高さを上げました。
また、これからの維持管理を考えて、メンテナンスフリーの外壁材「そとん壁」を使用。複雑だった屋根の形状は、雨漏れしにくいようにスッキリと整えました。
(after)
天井が低く窮屈に感じていた室内は、梁を魅せて開放感のある空間に仕上げました。
小上がりの畳リビングも設けて、ご夫婦が定年後も居心地よくゆったりと過ごせるようにしました。
(before)
(after)
玄関は、コーディネートのお打ち合わせの際に、赤いクロスの天井を提案してみたところ、雰囲気を気に入っていただき実現できました。
梁の色や照明にもマッチして、落ち着いた雰囲気を演出しています。
LDKや玄関、階段など、建物の所々にあらわしにして魅せた梁や柱は、昔お父様が山へ木材を取りに行き加工したものや、昔住んでいた家の材料をそのまま再利用したものだそう。
お父様との思い出が詰まった梁や柱が、これからもお住まいの一部としてずっと残り続けてくれます。
O様ご夫婦は「完成途中ではありましたが、再生中の住まいを見た父が「良いものになった」と喜んでいました。古民家再生してよかったです。」とうれしそうでした。
思い出が詰まった愛着あるお住まいで、定年後をゆっくり楽しく過ごしていただければ幸いです。
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