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「既存建物」という制限があるからこそ面白い

建入 俊元
建築デザイナー:
建入 俊元
  • リノベーション
こんにちは、永家舎建築デザイナーの建入です。

リノベーションの難しさは、既存建物という制限がある中で、機能的な動線や快適な住空間を実現しなければならない点にあります。
木造軸組工法の家は、柱や梁、筋違いの入った耐力壁で建物を支えています。これらは構造上必要な強度を守るために必要な部材なので、簡単に取り除くことはできません。
木造枠組壁工法(ツーバイフォー)の場合、壁や床・屋根の6枚のパネルの組み合わせによって強度を確保しているため、自由度はさらに低くなります。

このような、「移動できない柱」や「取れない壁」があることを前提として、私たちは柱や壁がじゃまにならないような間取りを考えます。

 

場合によっては、移動できない柱を“見せる柱”として活用することも考えます。
それでも、「この柱(壁)取れませんか?」と質問された場合には、「これは取れません」とその理由を説明した上で、ほかの方法を提案させていただきます。
それでも、どうしてもご納得いただけない場合には、リノベーションの場合、新築とは違って「できること」「できないこと」があることをお伝えし、ご家族でもう一度よく話し合っていただきます。
改めて話し合いの場を持っていただくことで、取れない柱や壁があっても“したい暮らし”を実現する上で、さほど影響がないことに気付いていただける場合もあるのです。

新築とは違い、リノベーションにはさまざまな制限があります。
それも含めて、既存の家がどう変化するのか、どれだけ快適な空間に生まれ変わるのかを、楽しんでいただければ幸いです。

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