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塗り壁の特徴について

2020/3/8

以前、クロスについての記事を書かせて頂きました。
今回は、内装仕上げ2種類目として、塗り壁について説明します。
塗り壁と聞くと和風のイメージが強くなりますが、最近はパステル調の可愛い色味のものもあるので、色も簡単に説明していきたいと思います。

①白壁(漆喰)

白壁の主原料は「消石灰(サンゴ)」です。二酸化炭素を吸収することで石灰石へとなるのですが、変わるまで100年以上かかります。
白壁が呼吸をすることにより、冬場の「乾燥」や夏場の「湿気」を防ぐ効果が期待できます。
白壁という名の通り、色は白です。
白い壁にすることで、部屋を広く感じることが出来たり、明るい空間になります。
昔はお城や武家屋敷などに使われていたので、民家の玄関広間の壁に使用すると雰囲気が上がります。

②じゅらく壁

じゅらく壁の主原料は「天然の土・木粉など」です。
年月を経過しても変わらない、あたたかみのある独特の風合いが好まれています。
繊細な色調ときめ細やかな土の風合いを持っているため、新築でもリノベでも座敷にはもってこいの仕上げ材です。
色味はベージュ系と緑系の2種類に分かれていて、柱や床の間の色と大きく関わってくるので、選ぶときは設計士とよく相談することをお勧めします。

　

③天然スタイル土壁(卵殻珪藻土)

天然スタイル土壁の主原料は「卵の殻・珪藻土など」です。
卵の殻はマヨネーズ製作工場から取り寄せしているらしいです。
卵の殻には気孔と言われる小さい穴が無数にあり、脱臭や調湿の効果がはかれます。
珪藻土にも同様の効果があるため、毎日気持ちよく暮らすことが出来ます。
色味は優しい雰囲気のものが多く、パステル系の色もあります。
質感もさらっとしているため、全体的に優しい印象に仕上がります。

　

④中霧島壁

中霧島壁の主原料は「火山灰」です。
一般的に塗り壁には主原料を固めるためののりが使用されていることがほとんどですが、この中霧島壁には使われておらず、100％自然素材の壁となっています。
消臭効果や調湿効果はもちろん、マイナスイオン濃度を高めてくれるので気持ちの良い空間になります。
リビングなどにも使いたいですが、金額的に結構高くなってしまうので、寝室に採用してみてはいかがでしょうか。
寝ているときの呼吸回数はとても多く、寝室の空気をきれいにすることで、快適な睡眠が出来ます。
また、色味に関しては天然感の強い色味で、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。

以上、4種類の塗り壁を紹介させて頂きました。
簡単な説明のため、デメリットなどは省略しています。
それぞれに良い部分があるので、どの塗り壁が一番ということはないですが、住まい方や見た目でお勧めのものが変わるため、気軽にご相談ください。

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