60代は人生の新たなステージ。子育てが終わり、定年を迎え、これまでとは違う住まいとの向き合い方が始まります。この時期だからこそ、単なる"修繕"ではなく、暮らしの質を根本から見直すリノベーションが重要。永家舎は福井県でこれまで累計750件のご家族さまの「きっと見つかる、ずっと続く、したい暮らし」を実現してきました。セカンドライフをより豊かに過ごすための住まいづくりを、今から考えてみませんか?
60代こそリノベーションを選ぶべき理由
60代は「人生第4コーナー」ではなく、新たなステージの始まり。人生100年時代を迎えた今、この先20年、30年をどう過ごすかが、より重要になっています。
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人生100年時代のライフスタイル変化
平均寿命が延びたことで、60代からの暮らし方も大きく変わってきました。定年後も趣味や地域活動に積極的に参加するアクティブシニアが増え、住まいに求めるものも変化しています。
「快適に過ごせる空間」
「健康を維持できる環境」
「趣味を楽しめる場所」
これらは、これから20年以上暮らす住まいにとって欠かせない要素です。旅行を楽しむ、孫との時間を大切にする、新しい趣味を始める——。そんな充実した日々を送るためには、住まいが心地よい"基地"であることが大切です。
退職後の時間をどう過ごすか。その答えは、住環境への関心の高まりとなって現れています。自宅で過ごす時間が増えるからこそ、住まいの質が生活の質に直結するのです。
人生の質を高める最後のチャンス
これまで子どものため、家族のために我慢してきた住環境の不便さ。狭い台所、寒い脱衣所、段差のある廊下——。子育て中は気にならなかったことも、60代になると体に負担としてのしかかってきます。
「もう少し我慢すれば」
「まだ使えるから」
そう思っているうちに、気力も体力も少しずつ衰えていくもの。この時期のリノベーションは、残りの人生を豊かに過ごすための投資です。
子どものためではなく、自分たちの快適性を最優先に考えていい時期。夫婦二人の時間を楽しむためのLDK、使いやすい動線の台所、趣味に没頭できる書斎や作業スペース。これまで後回しにしてきた"自分たちのため"の空間を、ようやく実現できるタイミングなのです。
体力と気力があるうちに、理想の住まいを実現することが大切。70代、80代になってからでは、リノベーション工事の打ち合わせや仮住まいでの生活が負担になってしまいます。
子どもや孫たちの記憶に残る住まいへ
離れて暮らす子どもたちが、いつでも安心して帰ってこられる実家。孫たちが楽しく過ごせる空間。三世代が快適に集える住まいは、家族の絆を深める場所になります。
「実家に帰るとホッとする」
「おじいちゃんおばあちゃんの家は楽しい」
そんな家族の記憶を作れる住まいは、かけがえのない財産。年に数回の帰省が、家族みんなの楽しみになるような空間づくりが大切です。
将来的には子世帯に受け継ぐことも視野に入れたリノベーション。しっかりと手を入れた住まいは資産価値も高まり、相続税対策としても有効な選択肢となります。親から子へ、子から孫へ。愛着ある住まいを次の世代につなぐことができるのです。
60代リノベーションで重視すべき3つのポイント
60代のリノベーションには、将来を見据えた計画が不可欠。快適さと安全性、そして家族との時間を大切にする視点が求められます。
1.断熱性能の向上で健康寿命を延ばす
室温差が少ない住まいは、ヒートショックのリスクを大幅に減らします。冬の朝、暖かいリビングから寒い脱衣所やトイレに移動する際の急激な温度変化。これが血圧の急上昇を招き、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めてしまうのです。
断熱性能を向上させることで、家中どこにいても快適な温度を保つことができます。冬の脱衣所やトイレも暖かく、体への負担が軽減されることで、健康寿命を延ばすことにつながるのです。
バリアフリー化も同時に進めれば、転倒などの事故も防げます。段差の解消、手すりの設置、滑りにくい床材の選択。これらは将来の自分たちを守る"保険"のようなもの。
自然光がたっぷり入る明るい空間は、心身にも良い影響を与えてくれます。日中、電気をつけなくても過ごせる明るさは、気分を前向きにし、生活リズムを整えてくれるでしょう。
2.生活動線の見直しで将来に備える
30年以上前の家は、家事効率をあまり考慮していない設計が多いものです。キッチンと洗濯機が離れていたり、収納が使いにくかったり、洗濯物を干すのにいくつも部屋を移動したり。毎日のことだからこそ、その不便さは鬱々と積み重なっていきます。
家事は死ぬまで続くからこそ、使いやすさが重要です。調理、洗濯、掃除——。これらの動線を見直すだけで、家事の負担は驚くほど軽減されます。
その点では、1階で生活が完結する間取りが将来の備えとして理想的。寝室、浴室、トイレ、キッチンがすべて1階にあれば、階段の上り下りが負担になる心配もありません。2階は子どもたちや孫が帰省した時の部屋として残しておけば、普段の生活はすべて1階で完結できます。
「まだ階段は大丈夫」と思っていても、10年後、20年後はどうでしょうか。将来を見据えた生活動線を、今のうちに整えておくことが大切です。
3.家族が集まる時の快適性向上
年に数回の帰省時でも、家族全員が快適に過ごせる空間があると、実家に帰る楽しみが増えます。みんなが一緒にいながらも、気を遣わず個々の時間を楽しめるLDK。
子どもたちは友人との連絡を楽しみ、孫たちは遊びに夢中になり、ご夫婦はゆったりとくつろぐ。同じ空間にいながらも、それぞれが自由に過ごせる。そんなゆとりある空間が、家族の居心地の良さにつながります。
普段は夫婦二人でも、LDKは広めがいい。ゆとりある空間は、日常の暮らしにも心地よさをもたらしてくれます。大きなテーブルで趣味を楽しんだり、ゆったりとしたソファでくつろいだり。広さは心のゆとりにもつながるのです。
永家舎の60代リノベーション施工事例
実際の永家舎の事例を通じて、60代リノベーションの可能性を探ってみましょう。それぞれの家族が抱えていた課題と、リノベーションによってどう解決したのか。具体的な事例から、あなたの「したい暮らし」のヒントが見つかるかもしれません。
おおい町O様邸|築50年古民家で陽だまりの暮らし

60代のご夫婦が選んだのは、フルリノベーション。施工面積52.12坪、工期6ヶ月をかけて、築50年の古民家を生まれ変わらせました。
「ご両親が建てた家を残したい」という想いが、リノベーションを決断させた理由。建て替えではなく、思い出の詰まった家を活かす道を選んだのです。
薪ストーブを我が家の中心に据え、陽だまりの中でご夫婦がゆったり過ごせるLDKを実現。冬の寒い日も、薪ストーブの炎を眺めながら温かく過ごせる空間は、これからの人生を豊かにしてくれる特別な場所になりました。
古い家の良さを残しながら、現代の快適性をプラスする。リノベーションという形で、新たな住処へと再生させたのです。
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陽だまりの窓辺で、時を愉しむ住まい|古民家再生事例
越前市U様邸|相続対策に築150年古民家を再生

親夫婦(90代)と娘夫婦(60代)が暮らす築150年の古民家。施工面積156坪、工期7ヶ月のフルリノベーションで、世代を超えて快適な住まいに生まれ変わりました。
長年の悩みだった「暑い・寒い」問題を解決し、老後も快適に暮らせる間取りに変更。夏は涼しく、冬は暖かい。季節を問わず心地よく過ごせる住まいは、高齢の親御さんにとっても、60代の娘夫婦にとっても理想的な環境です。
家族が集うLDKは、趣きを残しつつ使い勝手と心地良さをプラス。古民家ならではの梁や柱の美しさを活かしながら、現代の暮らしやすさを融合させました。
「洗う、干す、畳む」がその場で完結するランドリールームを設け、家事時間の短縮も実現。60代からの暮らしでは、家事の効率化が生活の質に直結します。
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築100年のロケーション抜群の住まいで、これからの暮らしを心地よく。|古民家再生事例
永平寺町S様邸|リノベーションで広い家を有効活用

ご夫婦、子2人、孫2人が暮らす築50年の住まい。施工面積50.28坪、工期6ヶ月のハーフリノベーションで、家族みんなが快適に過ごせる空間が誕生しました。
「部屋が余っているのに、家族皆で寛げる空間がない」という問題を解決するため、25帖のゆとりあるLDKを設置。広々とした空間は、家族が自然と集まる場所になりました。
空きスペースを利用して、趣味のそば打ちの間も配置。60代からは、趣味を存分に楽しめる空間があることで、生活の充実度が大きく変わります。
田の字の和室の一つは、ゆったり安全に昇降できる階段室に変更。急な階段は転倒のリスクが高いため、将来を見据えて緩やかな階段に作り替えました。
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広い家の一部分しか使えない、窮屈な暮らしを改善|リノベーション実例
60代でのリノベーションの進め方と注意点
スムーズなリノベーション実現のための重要なポイントを押さえておきましょう。計画的に進めることで、理想の住まいを確実に実現できます。
60代でのリノベーションの進め方
〜まず、ご家族でやるべきこと〜
まずは現在の住まいの問題点を整理しましょう。
「寒い」「暗い」「使いにくい」
そんな日々感じている不満を書き出してみると、優先順位が見えてきます。
将来のライフプランを話し合うことも大切です。
「この家に何年住むのか」
「子どもたちに引き継ぐのか」
「趣味のスペースは必要か」
夫婦で思い描く理想の暮らしを共有しましょう。
次に、予算と入居時期の目安を検討します。退職金を活用するのか、貯蓄から捻出するのか、住宅ローンをいくら組むのか。いつまでに完成させたいのか。具体的な数字を決めることで、計画が現実的になります。
リノベーション会社を選ぶ際は、実績と提案力を重視したいところ。永家舎のように、60代のリノベーション事例が豊富な会社なら、安心して任せられます。
〜リノベーション会社が決まったら〜
現地調査とヒアリングで、家の状態と要望を共有します。構造や配管の状態によって、できることとできないことがあるため、専門家の目で見てもらうことが大事。
プランは1社と密につくり上げるのも良いですし、ピンとこない場合には他社にも依頼して比較検討しても良いでしょう。予算内で最大限の効果を得られるプランを、信頼できる住宅会社と一緒に練り上げていきましょう。
契約後は詳細打合せが続きます。壁紙の色、照明の位置、収納の大きさ——。細かな部分まで決めていく作業は大変ですが、理想の住まいを実現するための大切なプロセスです。
仮住まいへ引っ越したら、いよいよ着工。工事中も定期的に現場を確認し、イメージ通りに進んでいるか確認しましょう。
60代のリノベーションで注意すべきポイント
体力があるうちに始めることが重要です。リノベーションにはエネルギーが必要で、打ち合わせや仮住まいでの生活は想像以上に疲れるもの。60代前半のうちに始めることをおすすめします。
これを機に思い切った断捨離も考えたいところ。長年溜まった荷物を整理することで、新しい暮らしが始めやすくなります。「いつか使うかも」と取っておいたものの多くは、実際には使わないことが多いものです。
仮住まい生活への対応も必要です。5〜6ヶ月の工期が一般的なため、その期間の生活をどうするか事前に検討しておきましょう。賃貸物件を借りる、子どもの家に一時的に身を寄せる、ホテル暮らしをする——。選択肢はいくつかあります。
家族全員の合意形成も忘れずに。特に二世帯で暮らしている場合は、それぞれの要望をしっかり聞き取り、納得のいく計画を立てることが大切です。
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リノベーションって、住みながらできる?
永家舎が提案する60代向けリノベーション
永家舎だからこそ実現できる、60代のための特別なリノベーションがあります。長年培ってきた技術と経験を活かし、一人ひとりの「したい暮らし」を形にしています。
永家舎の技術力を活かしたリノベーション
解体せずに行う【大人の断熱リノベーション】は、無理なく予算内で健康長寿を延ばす技術。壁を壊さずに断熱性能を向上させることで、工事費用を抑えながらも快適な住環境を実現できます。
最適リフォーム提案で無駄な工事を削減。本当に必要な部分にしっかりと予算をかけ、そうでない部分は現状を活かす。メリハリのある提案が、コストパフォーマンスの高いリノベーションにつながります。
古民家再生技術で伝統家屋の魅力を現代に活用。梁や柱の美しさ、日本家屋ならではの空間の心地よさを残しながら、現代の快適性をプラス。古いものと新しいものが調和した住まいを実現します。
全築年数、すべての工法の住まいに対応可能。木造在来工法はもちろん、ツーバイフォー、鉄骨造、RC造まで。どんな住まいでも、理想の暮らしを実現できる技術力を持つのが永家舎です。
"したい暮らし"を叶える提案力
鉄骨やコンクリートの建物でも、木質感豊かな温かみある住まいへ。無機質な空間も、木の質感をプラスすることで、心安らぐ空間に。
伝統家屋ならではの味わいを残しつつ、現代の快適性を融合。古民家の良さは活かしながら、断熱性能や設備は最新のものに。時代を超えた心地よさを実現します。
家族構成やライフスタイルに合わせたオーダーメイド設計で、"きっと見つかる、ずっと続く、したい暮らし"を実現。既製品のプランではなく、一人ひとりの暮らし方に寄り添ったプランを提案できるのが、永家舎の強みです。
あなただけの理想の住まいが、ここから始まります。
まとめ

60代は「人生第4コーナー」ではなく、新たな20〜30年の始まり。これまで頑張ってきた自分たちのために、住まいの質を根本から見直すリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。
永家舎ではご家族の“したい暮らし”を実現するお手伝いしています。築10年未満の住まいから築200年の古民家まで、様々な住まいの再生実績を持つ永家舎なら、あなたの「したい暮らし」がきっと見つかります。福井県でのリノベーションを検討されている方は、ぜひ永家舎にご相談ください。
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